※明日=8月11日
ということで、スピリット・ウォリアーズで登場する新テーマ「天気」について考察していきます!
気になるの~「天気」~♪
ノーテンキ♪ノーテンキ♪僕たちのー天気~♪
「天気」を「知る」から「know 天気」! Yeah!
皆さんもこの記事を読んで「ノー天気」になっていってくださいな。
天気はスピリットウォリアーズで登場するカテゴリ。モンスターは天使族で統一されており、以下の共通効果を持っています。
(X):フィールドのこのカードが「天気」カードの効果を発動するために除外された場合、
次のターンのスタンバイフェイズに発動できる。
除外されているこのカードを特殊召喚する。
まだ裁定が出ていないので断言はできませんが、除外されている間は破壊されないらしいので《神の通告》などで効果の発動を無効にされても帰還は可能ということになります。
このため、「発動を無効」系の制圧には比較的強いと言えるかもしれません。
しかし天気モンスターは元々自身を除外する効果はもっていないため、永続魔法・罠によって効果を付与して上記の効果に繋いでいく、というのが大雑把な戦術です。
このため、天気モンスターには天気永続カードの発動をサポートする効果が与えられています。
まあとりあえずカードを見ていきましょう。
天気モンスター
効果モンスター
星3/水属性/天使族/攻1200/守1400
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
手札から「天気」魔法・罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):フィールドのこのカードが「天気」カードの効果を発動するために除外された場合、
次のターンのスタンバイフェイズに発動できる。
除外されているこのカードを特殊召喚する。
特殊召喚した際に手札から「天気」魔法・罠を置けます。
雨にはおしとやかなイメージがつきものですが、このモンスターも雨モチーフ故か随分控えめな効果になっています。
「特殊召喚した」という発動条件は自身の(2)によって容易に満たすことができますが、肝心の除外をするためには天気魔法・罠が必要なので(1)とはチグハグな印象。
そもそも天気魔法・罠は普通に手札から発動できるので、こいつの特殊召喚を待つ意味はあまりないように思われます。
しかし全く利点がないわけではありません。
まず一点は、「表側表示で置く」という効果なので魔法・罠を発動せずに場に出すことができます。
つまりどういうことかと言うと、発動を行わないため《ナチュル・ビースト》などに無効にされることがありません。
しかも《曇りの天気模様》を置いてナチュビの攻撃力を半分にすると、丁度このモンスターで戦闘破壊できます。
つまりこいつはナチュビメタ!(適当)
もう一つの利点は、自分のドローフェイズでドローした《雷の天気模様》をスタンバイフェイズにすぐ置けることです。
モンスター除去効果をもつ雷模様ですが、戦闘を介する上にトラップカードなのでややタイムラグが気になります。
それを多少なりとも改善してくれるのは嬉しいポイントではないでしょうか。
とはいえ、やはり使いやすさでは圧倒的に《雪天気シエル》に分があるため、どうしても天気モンスターの嵩増しという意味での採用になってしまうかもしれません。
一応、水属性なのでレベル3チューナーを別途用意すればドゥローレンが出せるという利点があるようなないような。
ドゥロで天気魔法罠バウンスして…してどうするんでしょう?
カードの位置を変える位しか使い道がないような…
効果モンスター
星3/地属性/天使族/攻 0/守2200
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「天気」魔法・罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):フィールドのこのカードが「天気」カードの効果を発動するために除外された場合、
次のターンのスタンバイフェイズに発動できる。
除外されているこのカードを特殊召喚する。
召喚時にデッキから天気魔法・罠を置くことができます。
エアーマンというかサファイアペガサスというか、とにかく万能サーチ(?)を行う強力なモンスターです。間違いなく天気デッキの主力となるでしょう。
正に「雪は豊作の端」というやつですね。シエルを出せば出すほど良い結果(豊作)に近づくと。
強いことが分かりきっているので特に言うべきことが見当たりません。
一応、召喚時効果なのでバウンスして再利用するという手もありますね。
種族が統一されたカテゴリーなので《アカシック・マジシャン》は使いやすいと思います。
気を付ける点があるとしたら攻撃力が低いことでしょうか。仮に《曇りの天気模様》を持ってきたとしても何も戦闘破壊できません。
幸い守備力は高めなので、できるだけ早く除外することを心掛けると良いでしょう。
効果モンスター
星3/光属性/天使族/攻1700/守 0
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの表側表示の永続魔法・永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。デッキから「天気」魔法・罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):フィールドのこのカードが「天気」カードの効果を発動するために除外された場合、 次のターンのスタンバイフェイズに発動できる。 除外されているこのカードを特殊召喚する。
永続カードを天気魔法・罠に変換する効果を持っています。
これはなかなか面白い効果。
気軽にコストにできる永続魔法ですと、《ドンサウザンドの契約》や「真竜」魔法などがパッと思い付きます。
炎舞もいいかもしれませんね。特に天キ。
「天気」だけにってか?HAHAHAHA!!
また、永続カードを能動的にどかす手段として考えるならロックカードとの併用も視野に入ります。
勅命は流石に無理がありますが、スキドレならばコストで除外して発動する天気の効果も阻害しないため、相性は悪くないのではないでしょうか。
しかし、天気カードを張り替えるだけでも十分な柔軟性を発揮するため、無理をして上記のようなコンボを狙う必要はありません。
同名カードを入れ換えるだけでもカード位置の変更とデッキ圧縮を行えるため、見た目より腐ることは少ないでしょう。
また、ステータスに目を向けると守備力0の光属性レベル3なので、カメンレオンで釣ってアークミカエルになれます。
ブリリアントフュージョンはターメルを墓地に送りながら永続魔法を残し、召喚権も増やしてくれるので合わせて使ってみても面白いかもしれません。
ブリリアント+ターメル+カメンレオンでアークミカエル、ターメル、任意の天気魔法・罠という場になります。(あんまり強くなさそう…)
リンク・効果モンスター
リンク3/光属性/天使族/攻2400
【リンクマーカー:左下/下/右下】
「天気」モンスター3体
(1):このカードのリンク先の「天気」効果モンスターは以下の効果を得る。
●魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを除外して発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(2):相手がモンスターを特殊召喚する際に、リンク召喚したこのカードを墓地へ送って発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
(3):フィールドのこのカードが「天気」カードの効果を発動するために除外された場合、
次のターンのスタンバイフェイズに発動できる。
除外されているこのカードを特殊召喚する。
天気専用のリンクモンスターです。
天気永続魔法・罠のように、リンク先の天気モンスターに効果を付与することができます。
付与する効果は万能カウンター。
更に、この効果で止めることができない「チェーンブロックを作らない特殊召喚」は自身の(2)によってカバーすることができるため、非常に強烈な制圧体制を敷くことができるでしょう。
しかし一方で、明確な弱点がいくつもあるカードでもあります。
まず一点は、天気の展開力の低さ故の出しづらさ。
天気モンスターは除外、帰還を繰り返す性質上場もちは良い方ですが、展開効果を持つモンスターがいないため1ターンに1体しか場に増やすことができません。
このため、アルシエルを出すのに単純計算で最低3ターンはかかってしまいます。
しかもアルシエルは他の天気モンスターがリンク先に存在しなければ真価を発揮できないため、活躍させるには更に1体の展開が必要です。
勿論《ライバル・アライバル》などによる展開補助は可能ですが、カテゴリーの自然な動きで出しづらいというのは少し厳しいものがあります。
次に、(2)のコストが除外ではなく墓地送りだという点。
仮に「除外して発動」だったならば(3)で帰還できたのですが、これが不可能です。
帰還できてしまったら強すぎると考える人もいるかもしれませんが、この効果の発動条件としてアルシエルはリンク召喚されたものでなければならないとされています。
このため、帰還できていたとしても(2)を再び発動することはできません。
更に、後述しますがリンクマーカーの向きの関係上、帰還したアルシエルはほぼバニラに成り下がります。
これらから考えると(2)は除外コストで発動できても良かったのではないか、というのが私の意見です。
3つ目は、一度場を離れてしまうとバニラ同然になってしまうという点。
アルシエルも天気モンスターの共通効果である帰還能力を持っているのですが、自身の性質上いくつか問題が発生します。
まず、当然ながらアルシエルが除外されている間(1)の効果は天気モンスターから失われます。
また、除外されたリンクモンスターは帰還する際メインモンスターゾーンに特殊召喚されます。つまり、下三方向にしかマーカーが向いていないアルシエルの(1)は帰還後に全く意味を成しません。
つまり、アルシエルを除外したら(1)による効果は完全に消失します。
このため、アルシエルを除外するのはあくまで最終手段として考えるべきです。
アルシエルは簡単に言ってしまえば「使えれば強い」という部類のカードです。
恐らく世間では《オルターガイスト・プライムバンシー》と同じくらいの評価で落ち着くでしょう。
「朝虹は雨、夕虹は晴れ」とも言いますように、序盤に無理をして出すのではなく、戦局が煮詰まってきた終盤に切り札として投入するのが賢い使い方ではないでしょうか。
天気魔法
永続魔法
(1):「雨の天気模様」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):このカードと同じ縦列の自分のメインモンスターゾーン及びその両隣の自分のメインモンスターゾーンに存在する
「天気」効果モンスターは以下の効果を得る。
●このカードを除外し、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
天気モンスターに魔法・罠をバウンスする効果を付与します。
全ての「天気」永続魔法・罠に言えることですが、効果を付与できるモンスターの位置が指定されているのでカードの配置には注意が必要です。
用途はほとんど《サイクロン》などと同じですね。
相手エンドフェイズに発動して疑似エンドサイクをするのが有効でしょう。
破壊ではないので直接的なアドバンテージは取れませんが、バウンスならではの利点も存在します。
例えば、「真竜」永続魔法・罠の(2)にチェーンしてバウンスすればリリースコストを減らして相手の目論見を崩すことができます。
破壊ではないためこちらの永続カードが破壊される恐れもなく、「真竜」永続魔法・罠の効果には同名ターン1制限がかかっているので、バウンスしたカードをそのターン中に再び利用されることもありません。
少し控えめな効果な気はしますが、何度も発動できることを加味するとこれで良い調整かもしれませんね。
永続魔法
(1):「曇りの天気模様」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):このカードと同じ縦列の自分のメインモンスターゾーン及びその両隣の自分のメインモンスターゾーンに存在する
「天気」効果モンスターは以下の効果を得る。
●このカードを除外し、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターの攻撃力は半分になり、直接攻撃できる。
この効果はダメージステップでは発動できず、相手ターンでも発動できる。
モンスター1体の攻撃力を半分にし、直接攻撃を可能にさせる効果を付与します。
使い方は大きく分けて二通り。
相手モンスターの攻撃力を下げて戦闘破壊を狙うか、自分モンスターでダイレクトアタックするかです。
しかし、相手モンスターの打点を下げるのに天気を1体除外し、攻撃する用のモンスターを更に用意しなければならないため、《雷の天気模様》と比べると少し見劣りする気がします。
こちらは手札に戻したくないモンスター、エアーマンの様な召喚時効果をもったモンスターやペンデュラムモンスターなどを狙うのが良いでしょう。
天気罠
永続罠
(1):「雷の天気模様」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):このカードと同じ縦列の自分のメインモンスターゾーン及びその両隣の自分のメインモンスターゾーンに存在する
「天気」効果モンスターは以下の効果を得る。
●このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に、このカードを除外して発動できる。
その相手モンスターを持ち主の手札に戻す。
天気モンスターが全員鬼畜モグラと化します。今更この強さについて説明する必要はないでしょう。
戦闘を介する必要があるものの、「対象を取らないバウンス」という非常に強力な除去効果であり、多くの耐性をすり抜けることができます。
ガイザー?対象に取られない?ふーん。
タケシ?戦闘破壊されない?ふーん。
ベエルゼ?効果でも破壊されない?ふーん。
しかしダメステ前にサイクロンなどで割られてしまうと返り討ちにされてしまうので注意が必要。
また、オーロラ模様も同じですが、このカードは効果の発動タイミングが限定されているので、天気モンスターをフリーチェーンで場から離脱させることは不得手です。
確かに効果は強力ですが、天気模様を置く順番は少し考えた方が良いかと思われます。
永続罠
(1):「オーロラの天気模様」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):このカードと同じ縦列の自分のメインモンスターゾーン及びその両隣の自分のメインモンスターゾーンに存在する
「天気」効果モンスターは以下の効果を得る。
●カード1枚のみが自分または相手の手札に加わった時、このカードを除外して発動できる。
手札に加わったそのカードを除外し、そのプレイヤーはデッキから1枚ドローする。
<太陽剣・オーロラプラズマ返し!
(虹も天気ではない)
小さい《トリックスター・リンカーネイション》の様な効果。
サーチしたカードを潰すことができますが、手札増減は0なので微妙といえば微妙。
使い回せるリンカーネイションと言えば聞こえは良いですが…
これは実際に使ってみないと勝手がわかりませんね。
天気カードの中では貴重な妨害手段なので案外使う機会は多いかもしれません。
天気の動き
【天気】の動きをざっくり説明しますと、
- 天気モンスターで天気永続カードを集める
- 天気永続カードで天気モンスターに効果を与えながら戦う
これだけです。実にシンプル。
永続カードを置く優先順位ですが、曇り模様が最も緩い条件で天気モンスターを除外できるため、最初に置くと良いかと思われます。
あとは臨機応変に戦ってください(投げやり)
構築
現状数が少なすぎるのでモンスターは全てガン積み。
天気魔法罠は被ると弱いしサーチが多いので各2あれば足りるかな?
とにかくシエルを早く握りたいので、中盤以降腐るのを覚悟で強謙を入れるのもありかもしれません。
あとは羽箒などに弱すぎるのでスタロや大革命返しなんかも良さそう。
WWを混ぜるのも面白いですね。
エクストラをあまり使わなさそうなので、召喚権を残して気軽にクリスタルを立てられるのは助かります。
また、クリスタルの弱点である強脱や通告などの罠を雨模様で発動させづらくすることができるのでなかなか親和性がありそうです。
他には、月並みですが壊獣を入れて雷模様でバウンスしたりとか、曇り模様でエアベルンやタケシにダイレクトアタックさせてハンデスしたりとかですかね。
ジャンクチェンジャーなんかを入れてシンクロを狙ってみるのもまた一興。
ラズラとドゥローレン、シエルとナチュビ、ターメルとアークミカエルってとこでしょうか。
ネタに走りたい人は宝玉獣とハモンとバッドエンドクィーンドラゴンを入れよう!
天変地異やウェザーレポート、晴天の霹靂とか雲魔物とかもテーマに沿ってていいんじゃないかな(適当)
<俺たちも仲間に入れてくれよー
天気予報
多分まだモンスターと魔法罠各1枚くらいは新規があると思います。
展開補助効果があるとアルシエルが出しやすくなって嬉しいんですが、、
ここまで雨雪雷虹、曇りオーロラと来ているので、残りはやはり「晴れ」じゃないですかね?
それとも斜め上で「霧」ってのもありえるかもしれませんね~
〆
天気を操る能力ってのは漫画アニメだと強キャラ感がありますがこのテーマはどうなるでしょうか。
現段階では少なくとも環境に入るレベルの強さではなさそうです。
イラストはふわふわして可愛いので残りの新規に期待ですね。
ではまた(^-^)/