皆さんこんにちは!
先日の公式フラゲで《天岩戸》が公開されました!
天岩戸、日本人なら誰でも知ってますよね?
かの有名な岩戸隠れの舞台です。
知ーらないっ!という人のために、ここで“決闘者でもわかる日本神話”のコーナー!!
むかーしむかし
須佐之男命(以下スサノオ)は伊邪那岐命(以下イザナギ)に海の支配を命じられました。
しかしスサノオは
「いやだいやだ!僕イザナミ(お母さん)に会いに黄泉の国に行くんだ!うわぁー!!」
と泣き叫びます。
まるで駄々っ子ですね。
しかしこれでも一応神様。凄い力を持っているます。
そんなスサノオが騒ぎまくったせいで世界はもうめちゃくちゃ。
自由になったスサノオは、黄泉の国に行く前にお姉ちゃんである天照大神(以下アマテラス)に会おうと考え、まずは高天原に行くことにしました。
高天原は神様がいる所で、天岩戸はここにあります。
しかし泣き叫んだだけで天変地異を起こす程のパワーをもったスサノオくん、ここでまたやらかしちゃいました。
とんでもないやつだ
驚いたアマテラスお姉ちゃんはスサノオが攻め混んできたと勘違いし、臨戦態勢で弟を迎えます。
「うわー!姉ちゃん何すんだ!誤解だって!!」
入国早々武器を突きつけられたスサノオは、誤解を解くために誓約をすることをアマテラスに持ちかけます。
と、ここで行われたのが「アマテラスとスサノオの誓約」です。
詳しいことは省きますが、お互いがお互いの持ち物を噛み砕き、吹き出した息から神様を産み出すというキチガイ行為を行うことで、スサノオはアマテラスの信用を勝ち取り高天原に居着くことになりました。
イザナミはどうした
そしてここからが岩戸隠れの本編です。
上記の経緯を経て高天原に居座るようになったサノオですが、なんと暴れまわり始めます。
それはもう酷いもので、田んぼを壊したり糞を撒き散らしたり、もうやりたい放題。
やることがしょうもなさすぎる。
それでも最初はアマテラスも
「スサノオには何か考えがあるのでしょう」とスサノオを庇ってくれていました。優しい。
しかしスサノオの行為はどんどんエスカレートしていき、遂にアマテラスの天の服織女を(間接的に)殺してしまいます。
これには流石のアマテラスも呆れ果て、
「あんな奴を信用した私がバカだった」と、天岩戸に引きこもってしまいました。
アマテラスは太陽を司る神様。
そのアマテラスが岩戸にとじ込もってしまったため、世界は闇に包まれ、様々な災いが発生する、正に地獄の様な光景に。
これはまずいと、八百万の神様は何とかしてアマテラスを引っ張りだそうとしますが、悉く失敗におわります。
ここで登場するのが天宇受賣命(アメノウズメ)。
彼女は天岩戸の前で扇情的な躍りを披露します。
すると八百万の神様は一斉に大笑い!
下衆すぎる。
外が余りに騒がしいため、アマテラスは訝しく思って顔を覗かせ、尋ねます。
「何故世界が闇に包まれているのに皆楽しそうに笑っているの?」
迷惑かけてる自覚あんのかよ!
「貴方より上位の神様が現れたので喜んでいるのです」
ウズメはこう答え、アマテラスに八咫鏡を渡しました。
アマテラスはその鏡に写った自身の姿をその上位の神と勘違いし(????)、もっとよく確認しようと身を乗り出します。
その出てきた一瞬の隙をついて、天手力雄神(アマノタヂカラヲ)がアマテラスを一本釣り!
こうして無事アマテラスを引っ張り出すことに成功したのでした。
~完~
これに限った話じゃないですが、日本神話書いた人って相当頭おかしいですね。
…ってこれ何の記事だ?
ということで本題に入ります。
- 《天岩戸》
スピリット・効果モンスター
星4/地属性/岩石族/攻1900/守1200
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いにスピリットモンスター以外のモンスターの効果を発動できない。
(2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。
効 果 モ ン ス タ ー
天岩戸は洞窟ですよ?
KOMAMIまで気が狂ったのか!?
いや、それはいつものことでした。
効果を見ていきましょう。
スピリットモンスター以外のモンスター効果を発動できなくする効果を持っています。
単純ですが非常に強力な効果ですね。
スピリットモンスターなんて使っている人は殆どいませんし、実質モンスター効果全封じといっていいでしょう。
しかも適用範囲がフィールドに限られていないため、手札誘発や墓地発動まで完全ガードの優れもの!
モンスター版《電光―雪花―》のように使えるかもしれません。
しかし、例のごとく欠点もかなりあります。
まず最大の問題はスピリットモンスターなのでエンドフェイズに手札に戻ってくること。
効果封じは攻め混む時にももちん有効ですが、相手ターンに置いてこそ真価を発揮します。
一番使いたいときに出せないというのは歯痒いものです。
しかも特殊召喚ができないのでリビデなどで相手ターンに出すこともできません。これは困った。
そしてもう1つの大きな欠点は、自分も効果を封じられるということ。
“お互いに”ですからね。
ということで、スピリットデッキ以外で使用するのにはかなり厳しいものがあります。
ではこのカードはどのデッキに入れましょうか…
といっても、スピリットデッキなんてほぼ2択みたいなものですし、もっと言えば1つしかありません。
霊魂鳥神です。
エスプリットロードは儀式×スピリットという異色の組合せをもつデッキ。
儀式体は「スピリットモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する」という効果をもっています。
スピリットが手札に戻るのは“召喚、リバースしたターンのエンドフェイズ”。
つまり、エスプリットロードの効果で特殊召喚されたスピリットモンスターは手札に戻る効果が発動しない!!
正に天岩戸のためにあるようなカードです。
いや、天岩戸がエスプリットのためのカードといった方が正しいでしょう。
とにかく、天岩戸は【霊魂鳥神】と非常に相性が良く、妨害手段に乏しいエスプリットの弱点を補ってくれること間違いなし!
天岩戸の登場で霊魂鳥神はより面白いデッキになるでしょう!
どっかの霊魂鳥とは大違いの有能新規がもらえて私も安心しました。
今まで優先度の低かった姫様も、デッキからこいつを出せるってだけで評価がガラッと変わりそうです。
次は電子昆虫にですね…
え?LEDで我慢しろって?
クローラーに期待してます。
ではまた!