皆さんこんにちは。
ネタが少し古い気もしますが、今回は《アカシック・マジシャン》について考察していきたいと思います。
- 《アカシック・マジシャン》
リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/魔法使い族/攻1700
【リンクマーカー:上/下】
トークン以外の同じ種族のモンスター2体
自分は「アカシック・マジシャン」を1ターンに1度しかリンク召喚できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動する。
このカードのリンク先のモンスターを全て持ち主の手札に戻す。
(2):1ターンに1度、カード名を1つ宣言して発動できる。
このカードの相互リンク先のモンスターのリンクマーカーの合計分だけ自分のデッキの上からカードをめくり、
その中に宣言したカードがあった場合、そのカードを手札に加える。
それ以外のめくったカードは全て墓地へ送る。
アカシックマジシャンはサーキットブレイクで登場するリンクモンスターです。
なかなか可愛い女の子ですねー。
イラスト真ん中の赤毛の子がアカシックマジシャンですが、何とも言い難い格好をしています。
髪型は三つ編みツインテール?にデコ出し。
服装を見てみると、正装でもないのにジャポがついてますね…
「ジャポ」ってのは、物理技を受けたとき発動する木の実で、攻撃した相手に最大HPの1/8のダメージを…
って、それは「ジャポのみ」やないかーい!
はい。ジャポってのは中世ヨーロッパで貴族などがつけていた胸飾りのことです。まあ今で言うネクタイみたいなものですね。
今ではすっかりネクタイにとって代わられていますが、現代でも社交界や弁護士なんかではたまに使われているらしいです。有名どころだと、「逆転裁判」というゲームの御剣怜侍ってキャラクターが着用していることで知られています。
向かって左側にいる小さい女の子に注目してみると、この子はポケモンXYのエリートトレーナーに似てますね。こちらもなんとも可愛らしい。
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あー!もう見た目の話はいい!
脱線し過ぎました。効果を見ていきましょう。
素材は「トークン以外の種族が同じモンスター」。聖杯なんたら神楽とは反対の指定です。
殆どのテーマデッキならば簡単に揃えることができる素材なので、リンクモンスターの中でも出しやすい部類でしょう。
リンク2ということで、リンクマーカーは上下を向いています。どこに置いてもエクストラモンスターを出せるエリアが広がらないので、一般的にはかなり使いづらいマーカーといえるでしょう。
しかし、自身の効果故にこのマーカーは非常に優秀なものなのです。
(1)の効果にご注目ください。
このモンスターの正面と後ろにいるモンスターをバウンスする効果ですが、こんなものは相手のプレイング次第で簡単に回避されてしまいます。
ならばどうするか。当然、自分でバウンスするモンスターを送りつけます。
では何を送りつけましょうか。壊獣?鉄板ですね。
他にも、ギブ&テイクやリバースリユースで蘇生したモンスターをバウンスすれば擬似サルベージになります。
これらはどれも有効な戦術ですが、送りつけ戦術の中でもアカシックマジシャンと相性がずば抜けて良いのは《トーチ・ゴーレム》です。
- 《トーチ・ゴーレム》
効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守 300
このカードは通常召喚できない。
このカードを手札から出す場合、自分フィールド上に「トーチトークン」
(悪魔族・闇・星1・攻/守0)を2体攻撃表示で特殊召喚し、
相手フィールド上にこのカードを特殊召喚しなければならない。
このカードを特殊召喚する場合、このターン通常召喚はできない。
手札から何の下準備もなく相手の場に特殊召喚でき、その際自分フィールドにトークンを2体産み出します。
このトークンが非常に重要で、そのままでは素材にすることができませんが、2体のトークンを2体のリンクスパイダーにすることでアカシックマジシャンをリンク召喚することが可能です。
ちなみにこれは大前提としての知識ですが、自分が相手フィールドにモンスターを特殊召喚する場合、フィールドのどこに召喚するかは自分が選択できます。
このため、トーチゴーレムをエクストラモンスターゾーンの正面に特殊召喚することで、トークンからアカシックマジシャンを出し、そのままトーチゴーレムを回収することが可能なんですね。
さて、回収してどうしましょうか。このままでは召喚権を潰してアカシックマジシャンを立てただけになってしまいます。
そこで、今度はトーチゴーレムのテキストをもう一度確認してみて下さい。なんとこのカード、ターン1制限がついていません。
ということは…?
再度トーチゴーレムを展開、トークン2体を生成することで、一気にリンク4までのリンク召喚が可能となります。
現在存在するリンク4のモンスターはFWD、ヴァレルロードドラゴン、トポロジックボマードラゴンの3体。しかしヴァレルロードドラゴンは素材指定が「効果モンスター3体以上」なのでどう頑張っても出せなかった…んですが、《リンクリボー》の登場でそれも可能になりました。
一度目に出したトークンの1体をリンクリボーにし、二度目に出したトークンの1体をリリースしてリンクリボーを蘇生することで場が「アカシック+スパイダー+リンクリボー」になり、ヴァレルロードが出せます。
初動1枚のみでリンク4が出せるというのはかなり魅力的なのではないでしょうか。
もちろん、リンク4モンスターに拘る必要はなく、トークン2体でプロキシーを出してエクストラからの展開エリアを広げたりすることもできます。
残念ながら、現在トーチトークン2体から出せて上向きのマーカーを持ったリンク2は存在しませんので、アカシックマジシャンの(2)の効果にアクセスするには他のカードの手助けが必要になります。
アカシックマジシャン(2)の効果は、相互リンクしているモンスターのリンク数までデッキトップを確認し、宣言したカードを手札に加えるというもの。マアトやデーモンの宣告と似た効果ですね。
さてこの効果、何も考えずに使えばただの運試し兼墓地肥やしですが、こんな面白効果を何かに利用しないなんてもったいない。
ベタなところですと、「森羅」とのコンボが考えられます。
森羅は、デッキの上からめくられて墓地に送られた時に効果を発動するという、かなり珍しい共通効果を持ったカテゴリーです。こいつをアカシックマジシャンで発動してやろうって寸法ですね。
そんな森羅の中でも特に強力な効果を持っているのがスプラウトなので、是非そこを狙いたいところ。
- 《森羅の神芽 スプラウト》
効果モンスター
星1/光属性/植物族/攻 100/守 100
このカードが特殊召喚に成功した時、
自分のデッキの上からカードを2枚までめくる事ができる。
めくったカードの中に植物族モンスターがあった場合、
それらのモンスターを全て墓地へ送る。
残りのカードは好きな順番でデッキの一番下に戻す。
また、デッキのこのカードがカードの効果によってめくられて墓地へ送られた場合、
デッキから植物族・レベル1モンスター1体を特殊召喚できる。
「森羅の神芽 スプラウト」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
効果は植物族限定のワンフォーワンですね。スポーアやバルブをリクルートすることでさらなるソリティアに繋げましょう。
デッキトップを操作する方法ですが、森羅には《森羅の施し》という便利カードがあるのでこれを利用できます。
他には、バオバブーンなんかも同じ植物族ですし使いやすいかと思います。
しかし、この2つはどちらも手札をデッキトップに送る効果なので、スプラウトを引いていなければなりません。
でも安心して下さい。スプラウトはレベル1。
そしてトーチトークンもおあつらえ向きにレベル1なので、ワンチャン!?でサーチが可能となっています。
完璧だよォ、この作戦はァーーーっ!
まとめ
- トーチゴーレム1枚からリンク4が出せる!強いぞ!
- デッキトップを弄れば墓地肥やしやドローができる!楽しいぞ!
おまけ
トポロジックを立てやすい、墓地を肥やせる、トーチゴーレムはレベル8、植物族とコンボ。
これらの要素を見て何か思い当たることはありませんか?
……【アマリリスカウンター】とめっちゃ相性良いんじゃね!?
早速試してみよう!
あれ?トーチゴーレム持ってなかったか。買おう!
デデーン
えっ?高っ!
じゃあパックを買って……
ヨ ハ ン 編
▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂うわあああああああああ
再録して下さい。
ではまた!