皆さんこんにちは。三日坊主でブログ修了は避けられました中敷きです。
今回は10期最初のカテゴリーであるトリックスターについて考察していきたいと思います。
トリックスターはまだまだ枚数の少ないカテゴリーですが、サーチカードが多く出しやすい専用リンクも持っている優秀なテーマであるため、出張させられるかもしれない疑惑が私の中で浮上しています。
トリックスターとは
5月から始まる予定の遊戯王VRAINSに登場する、財前葵というキャラクターが使用するカテゴリーです。金持ちそうな名前ですね。
遊戯王にしては地味なキャラだなぁ。
と思っていたら…
決闘する際にはこんなはっちゃけた格好になるんですね~。これは黒歴史確定。
で、肝心のトリックスターですが現在モンスター4種と魔法罠2種のみのカテゴリーです。
しかしこの中にサーチカードが2枚存在しており、片方はテラフォーミングに対応しているのでかなり優秀と言えるでしょう。
カテゴリー全体のコンセプトは“バーン”です。それも200、300といった少量のバーンを何度も与えるといった風にチマチマ攻撃してきます。イヤらしい。
なぜ出張させるのか
トリックスターは専用リンクとして《トリックスター・ホーリーエンジェル》 を保持しています。
リンク・効果モンスター
リンク2/光属性/天使族/攻2000
【リンクマーカー:左下/右下】
「トリックスター」モンスター2体
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカードのリンク先に「トリックスター」モンスターが召喚・特殊召喚される度に、相手に200ダメージを与える。
(2):このカードのリンク先の「トリックスター」モンスターは戦闘・効果では破壊されない。
(3):「トリックスター」モンスターの効果で相手がダメージを受ける度に発動する。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、そのダメージの数値分アップする。
効果は【トリックスター】専用のようなものですが、注目すべきはリンクマーカーです。
この記事を書いている現在、右下左下へのマーカーをもつリンク2のモンスターは
この三種しか存在しません。
そのため、このリンクマーカーを容易に確保できるようにするために、というのが出張目的になります。
どのように出張するのか
カテゴリーのモンスターを指定しており出しづらいように感じるかもしれませんが、前述の通りトリックスターはサーチが容易であり、実質的なリクルーターも存在するため他のデッキと混ぜることは難しくないと考えられます。
トリックスターから出張させるのは《トリックスター・キャンディナ》、《トリックスター・リリーベル》、《トリックスター・ライトステージ》の三種類に加え、エクストラにホーリーエンジェルです。
では個別に見ていきましょう。
《トリックスター・キャンディナ》
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1800/守 400
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「トリックスター」カード1枚を手札に加える。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手が魔法・罠カードを発動する度に相手に200ダメージを与える。
サーチャーその①
ターン制限も同名制限もないなんて頭おかしい…
モンスターだけでなく魔法罠まで対応とはさすが10期です。
(2)は地味バーンです。出張の際には無視してよいでしょう。
こいつからリリーベルをサーチ→特殊召喚でホーリーエンジェルへと繋げます。
効果モンスター
星2/光属性/天使族/攻 800/守2000
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがドロー以外の方法で手札に加わった場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードは直接攻撃できる。
(3):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、
自分の墓地の「トリックスター」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
今回は(1)のみ使用します。
ドロー以外の方法で手札に加わった場合、というのはサーチやサルベージしたときです。
こいつをキャンディナでサーチして展開していきます。
それにしてもこいつも同名制限ないじゃないか壊れるなぁ…
ターン制限がせめてもの良心でしょうか。
そして最後にこのカード
《トリックスター・ライトステージ》
フィールド魔法
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキから「トリックスター」モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、相手の魔法&罠ゾーンにセットされたカード1枚を対象として発動できる。
このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
セットされたそのカードはエンドフェイズまで発動できず、
相手はエンドフェイズにそのカードを発動するか、墓地へ送らなければならない。
(3):自分フィールドの「トリックスター」モンスターが戦闘・効果で相手にダメージを与える度に、
相手に200ダメージを与える。
サーチャーその②です。
こちらはモンスターだけですがキャンディナを経由することで実質すべてのトリックスターカードにアクセスできます。
またターン制限ないじゃないかどうなってるんだ…
ライトステージ→キャンディナ→ライトステージ→キャンディナと圧縮できます。意味があるかは置いといて。
(2)は汎用効果ですがイマイチ有効な使い道が思い浮かびません。適当に発動しておけばよいでしょう。
このようにライトステージとキャンディナが相互にサーチ可能なので、どちらかを握っていればライトステージ+ホーリーエンジェルを場に揃えることができます。
テラフォーミングも合わせて初動は最大9枚。かなり安定性があるのではないでしょうか。
リリーベルは素引きが怖いので2ですかね。
他の出張と比べて
上で書きましたがリンク2でホーリーエンジェルと同じマーカーを持つモンスターは他に2体存在します。
それらと比べてホーリーエンジェルを選択するメリット、デメリットを洗い出していきましょう。
- 聖杯
《星杯剣士アウラム》が狙いのリンクモンスターです。
しかし聖杯は聖杯で固めることに意味があるデッキなので混合はともかく出張は厳しいのではないかと考えられます。
一応ブリリアントフュージョン、リース、『聖杯』辺りだけで出せますがここまでやるなら素直に【聖杯】を作った方がいいです。
- 地属性
《ミセス・レディエント》を出すことを狙いとします。
ミセスは素材指定が地属性×2と比較的緩く、何より最強の出張集団である十二獣が活用できます。
十二獣モンスターからライカを利用することでミセスになることができます。
どうもトリックスターを出張する場合十二獣が競合相手になりそうです。ということでもう少し詳しく見ていきましょう。
- 共通点
- 初動は一枚。(十二獣は任意の十二獣モンスター)
- 右下左下へのマーカーの確保
- 召喚権を使う
どちらも召喚権を使用する代わりに安定性はあります。
- 十二獣が優れている点
- 獣戦士族サポートが利用可能
- 初動が凄まじく多い
- 展開の途中で獣戦士族サーチが可能
- ミセス自身に回収効果がある
- 手札誘発に強い
- 引きたくないカードが少ない
天キが利用できる上、十二獣ならモンスターはなんでも良いため安定性はこの上ありません。
リリーベル素引きのような事故もないのは嬉しいポイント。
さらにミセスに繋げない場合でもヴァイパーやブルホーンが戦力となります。
ヴェーラーも重ねることで止まらない。吊り上げはうららにも引っ掛からないので手札誘発に強いのも優秀です。
あれほど規制されたのにこんなに優秀なんて化け物か?
- トリックスターが優れている点
- フィールド魔法を使う
- リンカーネイション入れるという選択肢
- 圧縮力に優れる
- 地味なダメージ
んん?弱そうだぞ?
ライトステージを使うためテラフォーミングを共有、盆回しを採用するデッキにはより少ない枚数で組み込めそうです。
サーチャーが複数ダブっても、リンカーネイションをピンで入れるなどして有効に活用できます。リンカーネイション自体強いですし蘇生効果によってホーリーエンジェルの再利用、または二体目のホーリーエンジェルの展開も視野に入ってきます。
また、相互サーチを行えるため十二獣より多くデッキを掘ることができます。
地味バーンで止めをさせることもあるかもしれません。
こうしてみると、獣戦士、地属性が多いデッキなら迷わず十二獣、フィールド魔法を使用するデッキならトリックスターというのが良いと思われます。
どんなデッキに出張するか
上記の点を踏まえると、トリックスターを出張するべきデッキには
- フィールド魔法を使用する
- 召喚権をあまり使わない
この条件は最低限欲しい所です。
と考えると…真竜皇だ!
しかし真竜皇はエクストラをあまり並べません。ビースト一体でも充分ですからね。
うーんどうしたものか…
結論
マーカーが欲しいなら十二獣を使おう!
しかしこの先上記の要素を満たしたデッキが登場することがあれば、その時こそトリックスターが出張として輝くことでしょう。
現状は【トリックスター】で満足するしかねぇ!
今回はこの辺で終わります。
ではまた!