メロウガイストにメロメロ!

主に遊戯王、たまに他のことも書きます。メロウガイストたそ~

【魔術師】に簡易融合はあり?なし?

皆さんこんにちは。

 

7月から施行のリミットレギュレーションで魔術師のデッキパーツだった《揺れる眼差し》と《慧眼の魔術師》が制限緩和されたのでデッキの見直しをしていたのですが、《簡易融合》を入れるか否かで非常に悩んでいます。

 

 

何故簡易融合?


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魔術師に簡易融合を入れる理由は主に2つあります。

1つは闇属性、魔法使い族の確保。

もう1つはインディペンデントナイチンゲールの利用です。

 

1つ目に関して。四竜魔術師、特に虹彩の魔術師のペンデュラム効果を使うために必要な闇属性、魔法使い族を場に出しやすくするために簡易融合が結構便利なんです。

クロバットを引けていれば一番良いのですが、それ以外の場合だと効果発動のためだけに闇魔術師を通常召喚しなければなりません。召喚時効果のないモンスターに召喚権を割くことは避けたいですし、何より星刻の魔術師でサーチしたドクロバットを召喚できなくなるのが痛手です。

もちろんアストログラフマジシャンも入れていますが、アストログラフを出すためにはペンデュラム効果を発動しなければならないのでややチグハグなんですよね。

 

その点簡易融合ならば、サウザンドアイズサクリファイスを出すことで召喚権を残しつつ闇魔法使いを場に出し、さらに除去まで行うことができます。

もちろんエクストラモンスターゾーンを埋めてしまうという欠点もありますが、アカシックマジシャンも来ることですし多少は融通が効くと思います。

 

とまあここまで説明しましたが、正直こっちの役割はおまけみたいなもので2つ目の理由の方が重要です。それについては次で。

 

 

ナイチンゲール


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融合・効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻1000/守 0
「LL-アセンブリー・ナイチンゲール」+「LL」モンスター
(1):元々のカード名に「LL」を含むXモンスターを素材として
このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
そのモンスターが持っていたX素材の数だけ、このカードのレベルを上げる。
(2):このカードの攻撃力はこのカードのレベル×500アップし、
このカードは他のカードの効果を受けない。
(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカードのレベル×500ダメージを相手に与える。

 

タイラントネプチューンを牢獄にぶち込んだ張本人として記憶に新しいこのカード。魔術師に簡易融合を採用する最大の理由は、こいつを簡単に使えるようにすることに他なりません。

では魔術師でどうやってこのモンスターを利用するのか説明しましょう。

 

…と言っても、ナイチンゲールを使う目的なんて1つしかありませんよね?

お察しの通り、効果をスターヴヴェノムでコピーするために使用します。

 

 

  • 《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》 


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融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
闇属性Pモンスター×2
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●自分フィールドの上記カードをリリースした場合に
EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):1ターンに1度、このカード以外の
自分または相手のフィールド・墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
エンドフェイズまで、このカードはそのモンスターと同じ、
元々のカード名・効果を得る。
このターン、自分のモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

 

タイラントネプチューンと異なりエンドフェイズまでしかコピーできませんが、貫通効果や素の打点があり、何より【魔術師】で非常に出しやすいのが魅力です。

 

このスターヴヴェノムでナイチンゲールをコピーした場合

  • 打点6800
  • 起動効果で4000バーン
  • 完全耐性
  • 貫通効果

 

このような化け物が誕生します。

こいつ単体でも相手の場に攻撃力、または守備力が2800以下のモンスターがいればワンキルです。とんでもないですね。

 

早い話、このコンボでワンキルを狙うために簡易融合を入れたいって話です。

 

 

どこまで寄せる?

仮に簡易融合を入れると仮定して、この戦術をどこまで軸に取り入れるかも悩みどころです。

狙えたら狙う位のつもりで1、2枚入れるのか、それとも完全に軸にしてガン積み&サーチカードまで入れるのか。

そこまで徹底するなら完全な後攻特化構築になりそうです。

 

 

身の回り

当然ですが、ナイチンゲールの後にスターヴヴェノムを出すためにはエクストラモンスターゾーンを空けることも考えなければいけません。

 

この点を考えると、インディペンデントスターヴを軸にするなら補食植物の出張はほぼ必須です。

オフリス→ダーリング→ナイチンゲール→デコードトーカーで、ナイチンゲールを墓地に送りながらエクストラモンスターゾーンを確保できますからね。覇王門はちょっと使いづらいかな。

 

後攻特化ということで壊獣なども増やす必要があります。ここまでくると大分大幅な改造が必要になってきます。

 

 

比べてみよう

今回簡易融合の採用を検討するにあたり、普通の【魔術師】と簡易融合採用型【魔術師】の両方を組んだので見比べてみて下さい。

 

 

【普通魔術師】

  • モンスター25

虹彩の魔術師3

黒牙の魔術師3

紫毒の魔術師3

慧眼の魔術師3

調弦の魔術師3

濺竜の魔術師2

竜穴の魔術師1

竜脈の魔術師1

アストログラフマジシャン3

エキセントリックデーモン2

クロバットジョーカー1

 

  • 魔法11

デュエリストアドベント

ペンデュラムコール1

揺れる眼差し2

ハーピィの羽箒1

星霜のペンデュラムグラフ2

禁じられた聖杯2

 

  • 罠4

時空のペンデュラムグラフ2

神の宣告1

奈落の落とし穴1

 

  • エクストラ15

覇王スターヴ1

覇王クリアウィング2

覇王ダークリベリオン

フレシアの蠱惑魔1

Ω1

星刻の魔術師2

イグニスターp1

トラピーズマジシャン1

ビッグアイ1

スカーライト1

ホープ

ライトニング1

デコードトーカー1

 

 

軽く解説を入れましょう。

何の変哲もない非ズァーク型の魔術師です。多くのサーチカードによる安定性と対応力が売りですね。

妨害は時空と聖杯に任せ、調弦から適当に覇王竜を出してライフを削っていきます。

先行でも星刻かフレシアを立てて様子を見ることができ、総じてオールラウンダーなデッキです。

 

 

【簡易融合採用型魔術師】

  • モンスター25

虹彩の魔術師3

黒牙の魔術師2

紫毒の魔術師1

慧眼の魔術師3

調弦の魔術師3

クロバットジョーカー1

オフリススコーピオ

ダーリングコブラ

ローンファイアブロッサム3

ガメシエル2

モグス

ガダーラ1

 

  • 魔法14

揺れる眼差し2

ハーピィの羽箒1

サイクロン2

ペンデュラムコール1

妨げられた壊獣の眠り1

星霜のペンデュラムグラフ1

デュエリストアドベント

簡易融合3

 

  • 罠1

時空のペンデュラムグラフ1

 

  • エクストラ

覇王スターヴ2

覇王クリアウィング1

覇王ダークリベリオン

星刻の魔術師1

ホープ

ライトニング1

ダイヤウルフ1

イグニスターp1

スカーライト1

インディペンデントナイチンゲール1

サウザンドアイズサクリファイス1

デコードトーカー2

アカシックマジシャン1

 

 

こちらも少し解説を。

覇王スターヴ+ナイチンゲールを軸にしたワンキル色の強い【魔術師】です。

理想初手はオフリス+調弦+スケールなんですが、オフリスのコストを考えると5枚消費してしまうのでツインツイスターではなくサイクロンを採用しています。

向こうはシステムモンスター対策が聖杯でしたが、聖杯では相手の打点を上げてしまうのでこちらでは壊獣にしています。

ワンキルデッキに見えて以外と普通にも戦えるってのが面白いとこですね。

 

 

どうかな?

簡易型はかなりの部分が植物に侵食されているので、あまり美しくはないですね。

しかし魔術師としての根幹は同じなので使っててあまり違和感はありません。

 

魔術師の中でもラビット+竜脈とか色んなタイプがありますし、これもその内の1つとしてはありかなと思います。

 

 

やはりナイチンゲールスターヴは決まると凄い気持ちいいですね。

しかもそれに依存しなくとも戦えるのはベースの魔術師が強いお陰です。

 

ということで、どっちも強いです!

しかし安定感でいえばやはりノーマルタイプに分があります。その分簡易融合型は爽快感があると。

 

こう言ってしまうと投げやりな気がしますが、個人の好みですね。

どちらもオススメなので、お金と時間に余裕がある人は使い比べてみてください!

 

ではまた!

何に使う?《ダックドロッパー》

皆さんこんにちは。

 

またKOMAMIがヘンテコなカードを作ったようです。

 

  • 《ダックドロッパー》 


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デュアル・効果モンスター
星1/水属性/鳥獣族/攻 0/守 0
(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードは効果の対象にならず、効果では破壊されない。
●このカードはモンスターゾーンに存在する限り、相手モンスターの攻撃は全て直接攻撃になる。

 

ベヒーモスさんの名誉のため、イラストにはあえて触れないことにします。

 

自身は効果の対象にならず、相手からの攻撃を全てプレイヤーへのダイレクトアタックに変えてしまうという、非常に癖の強い効果を持っています。

ノーレアっぽい感じがしますが違うみたいですね。

 

今回はこのカードの使い道を考えていきます。

 

 

スピリットバリア?

 

  • 《スピリットバリア》

永続罠

自分フィールド上にモンスターが存在する限り、
このカードのコントローラーへの戦闘ダメージは0になる。

 

モンスターがいる状態でのダイレクトアタックと聞いてまず思い付くのはこのカード。古参デュエリストには懐かしいカードですね。

 

テキストを見ての通り、ダックドロッパーがフィールドに存在する限り自分への戦闘ダメージは0になります。そしてダックドロッパーの効果で全ての攻撃はダイレクトアタックになるので、実質的に相手の攻撃を封じている状態になるという算段です。

 

実はこれと似たような戦術は以前から存在していました。そう、かの有名な《アストラルバリア》とのコンボです。

私も昔はよくお世話になったものですが、昔から存在していたということはこのコンボが既にカビが生えた戦術だということに他なりません。

 

冷静に考えて見てください。

ダックドロッパーを再度召喚する手間に目を瞑ったとしても、やってることは2枚消費で攻撃を防いでいるだけ。しかもスピリットバリアには耐性がないためサイクロン1枚で戦術は破綻し、しまいにはダイレクトアタックでタコ殴りにされて負ける未来が容易に想像できます。

これならまだマクロコスモス+墓守の使い魔の方がメタれる分マシです。

 

一応ドロッパーの方がサーチしやすいなどの利点はありますが、前述の通りこのコンボ自体が貧弱なので狙う意味は薄いでしょう。

 

 

強制転移?

  • 《強制転移》 

通常魔法
お互いはそれぞれ自分フィールド上のモンスター1体を選び、
そのモンスターのコントロールを入れ替える。
そのモンスターはこのターン表示形式を変更できない。

 

強制転移に限った話ではないですが、デュアル状態のダックドロッパーを相手に送りつければこちらからダイレクトアタックし放題になります。奪った相手モンスターも攻撃に参加できる点も相性が良いですね。

 

この戦術も思い付いた人は多いと思いますが、一つ言わせてほしい。

ザフールでよくね?

 

  • 《アルカナフォース0-THE FOOL》 

効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 0/守 0
このカードは戦闘では破壊されず、
表示形式を守備表示に変更できない。
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
コイントスを1回行い、その裏表によって以下の効果を得る。
●表:このカードを対象にする自分のカードの効果を無効にし破壊する。
●裏:このカードを対象にする相手のカードの効果を無効にし破壊する。

 

戦闘で破壊されず、攻撃力が0なのでこいつを殴っても実質ダイレクトアタックと変わりません。

しかもこっちは腐っても最低限壁になれる。

 

唯一ダックドロッパーが勝っているのはオネストを警戒しなくても良い点ですが、ドロッパーはフェーダーやかかしに引っ掛かるので一長一短でしかありません。

 

ということで、ダックドロッパーを送りつけようとしている人は考え直してザフールを使いましょう。

 

 

直接攻撃された時~

ダックドロッパーで能動的に直接攻撃される状況を作り出すことで、直接攻撃時に効果を発動するカードが使いやすくなります。

 

ただ一つ問題なのは、ダックドロッパーいらなくねってことですね。

別にダイレクトアタックが受けたければフィールドを開けておけばいいんですよ。むしろドロッパーがいるせいで、「何かあるな」と勘づかれる恐れさえあります。

 

残ったフェーダーとランク1になれる?

うん、ジェスターコンフィでいいね。

 

いやいや待った。こいつは他のモンスターがいてもダイレクトアタックされることができちまうんだ。ここに活路を見いだせるはずさ!

 

…見いだせませんでした。

もし「ダックドロッパーをデュアル状態にした後更にフィールドにモンスターを並べる展開力があり、ダイレクトアタックをトリガーとするカードを発動する意味のあるデッキ」をご存じの方がいらっしゃるのなら是非ご教授頂きたい。私には思い付きませんでした。

ギリギリゴーストリックぐらいかな?

 

 

いやまだ待てって!こいつは追撃を受けないからベイルやノクシウスを簡単に維持できちまうんだ!すげぇだろ!


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最後の攻撃に合わせて出しましょう。

 

 

リザードサンダーバード

効果モンスター
星4/水属性/鳥獣族/攻1600/守1400
手札を1枚捨てて発動できる。
「ブリザードサンダーバード」以外の鳥獣族・水属性モンスターを
自分の手札・墓地からそれぞれ1体ずつ選んで特殊召喚する。
その後、フィールド上のこのカードを持ち主の手札に戻す。
「ブリザードサンダーバード」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

ステータスを見ると水属性鳥獣族という珍しい組み合わせですが、それ故にブリザードサンダーバードでの展開が可能です。

ちなみにダックドロッパーはこの条件に合うモンスターの中では唯一のレベル1。手札か墓地に2体揃っている状態でブリザードサンダーバードを出し、手札を1枚捨てるだけでランク1が作れちゃいます。

 

どうです?なんか書いてて悲しくなってきました。

 

 

じゃあどうすんの?

このカードの真価は他のモンスターにも実質的な戦闘耐性を付与する点にあると考えられます。

なので、戦闘には弱いがフィールドに維持したいというモンスターと合わせて使うのが良いでしょう。

 

例えば…《デス・ラクーダ》?

 

  • 《デス・ラクーダ》 

効果モンスター
星3/地属性/アンデット族/攻 500/守 600
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
このカードが反転召喚に成功した時、自分のデッキからカードを1枚ドローする。

 

他にもステルスバードなど、サイクルリバースモンスターとは相性が良いですね。

……いやいやいやいや、流石にこれは弱い。

 

えっと、他には…ズシンの召喚サポートとか?

ダックドロッパー+スクラムフォース+スピリットバリア+バニラの布陣でどうだ!

うん、どう考えても10ターン持ちこたえません本当にありがとうございました。

 

 

絶望

全然良い使い道思い付きませんでした!


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というか効果云々以前にデュアルは重すぎます。コンボ前提にしても手間がかかりすぎですね。

 

KOMAMIはどういう使い方を想定してこのカードをデザインしたんでしょうか…

何も考えてないのかな?

 

ではまた!

またまたトークン!《ドラゴノイド・ジェネレーター》考察

皆さんこんにちは。

 

最近公式フラゲのペースが異様に早くないですか?

情報が早いのは喜ばしいことなんですが、こんなペースで新カードを出されると記事の更新が間に合わないのが少し困りものです。

 

そんなわけで新規が続々発表されているんですが、とりあえず今回はサーキットブレイクに収録される《ドラゴノイド・ジェネレーター》を考察してみます。

 

 

  • 《ドラゴノイド・ジェネレーター》 


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永続魔法
1000LPを払ってこのカードを発動できる。
このカード名の(1)の効果は1ターンに2度まで使用できる。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドに「ドラゴノイドトークン」(機械族・地・星1・攻/守300)1体を攻撃表示で特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
このターンのエンドフェイズに、相手は「ドラゴノイドトークン」1体を自身のフィールドに攻撃表示で特殊召喚しなければならない。

 

確かデュエマにドラゴノイドって種族いましたよね?なんか懐かしい名前。

 

以前《ワンタイム・パスコード》の記事を書きましたが、今回もトークンを作るカードです。

 

まずざっとこのカードの特徴を纏めますと、

  • 永続魔法(毎ターン使える)
  • トークンを2体出せる
  • エクストラの使用に制限がかかる
  • 相手にもトークンを出させる

こんな感じです。

あとはライフコストが少しかかるくらい。

 

まず特筆すべきはトークンを“2体”産み出せるという点、そしてそのトークンになんの利用制限もかかっていない点。この二点の特徴をもつカードはかなり稀有な存在です。

パスコードの記事でも書きましたが、トークンを複数生成するカードには多くの場合、自身の展開、特に召喚権に対する誓約が課せられており、これがないというのはかなり優秀といえます。

しかしこのカードは召喚権やリリースに対する誓約がない代わりに、エクストラデッキが使えなくなるというデメリットを負っています。

まあ結局は一長一短ってことですね。

 

エクストラデッキが使えなくなるなるということで、真っ先に思い付く使い道は「リリースの確保」となります。一気に2体のリリース要員が用意できるため、最上級モンスターの生け贄確保には最適といえるでしょう。

しかし、最上級モンスターの召喚サポートという点では《死皇帝の丘墓》と競合します。ライフコストがかかるという点でも似ていますね。

あちらはフィールド魔法なのでテラフォーミングでサーチできたり、自縛神の維持が可能という強みがある一方、アドバンス召喚扱いではなくなってしまうため帝などとは相性が悪いので、そこはうまく使い分けましょう。

 

また、アドバンスサポートの永続魔法ということで、【真竜】での使用も検討できます。

皆さんご存じでしょうが、真竜は永続魔法や永続罠をリリースできるという共通効果を持っているため、2体のトークン+このカード自身で3体分のリリース要員となります。

ここに注目してダースメタトロンが出しやいぞ!とか騒いでいる輩が多いみたいですが、彼は出しやすさがどうとかいう問題ではないのでサポートしてもらっても微塵も嬉しくありません。

そして真竜で3体のリリースを要求するのはダースメタトロンのみ。なのでこのカードを真竜で使用する際には、真竜罠による相手ターンでのアドバンス召喚を重視する必要がありそうです。上級真竜を複数並べやすくなるのが利点でしょうか。

 

 

アドバンス召喚のサポートという使い道以外にも、トークンということでシンクロ素材にするのもいいですね。

エクストラ縛られてるだろいい加減にしろ!

ん?アクセルシンクロ知らんのか?

そう、このカードのエクストラ制限は「(1)の発動後、ターン終了時まで」なので先にシンクロしてしまえば問題ないんですね~。

 

例えば、増gを打って返しにジャンクシンクロンで増gを吊ったとします。一昔前なら鉄板の動きです。

しかしそこから何ができますか?5シンクロを立てて終わりです。これでは今の時代、あまりに弱い展開としか言いようがありません。

しかしここにドラゴノイドジェネレータが加わればどうでしょう。アクセルシンクロンを出し、レベルを7に上げてトークンを出してターンエンド。そこから次の相手ターンにトリシューラをアクセルシンクロできます。

 

どうですか?私は自分で書いて弱い気がしてきました。(←おい)

まあドッペルを引けなかったときの代わりくらいにはなるんじゃないでしょうか。

 

あとは相手ターンに展開するシンクロデッキということで、【クリストロン】で使えなくもないかもしれません。

シストバーンorスモーガーからシトリィを呼び、トークンを出してエンド。次の相手ターンにアクセルシンクロンを経由してブラックローズ。

ん~、こちらもサルファフナーにアクセスできなかった場合の妥協案としてなら検討できるかもしれないってレベルですね。

 

 

さて、このカードは自分のみならず相手にもトークンを与えてしまうというデメリットがついています。しかもこのトークンには使用制限がないため、相手は好き勝手利用し放題です。

こいつを上手いこと処理、または利用できないものでしょうか。

 

召喚されるタイミングは(1)の効果を発動したエンドフェイズ。次のスタンバイフェイズとかだったらチェーン写し身とかできたんですけど、そううまくはいかないものですね。

 

相手の場に出すということで、群雄割拠と併用するのはどうでしょう。

例えば、こいつとトークンをリリースしてマスターPを召喚、エンドにトークンを相手が出してスタンバイ群雄割拠。

これで魔法モンスター耐性マスターP+機械族以外特殊召喚縛りというかなりの布陣になります。しかも群雄割拠で壊獣までケアしているので、壊獣+サイクロンとか握っていない限り状況打破は困難です。

 

これはかなり強いんじゃないですか?

規制後の真竜は【群雄真竜】がスタンダードになるかもしれませんね。(なるとは言っていない)

 

というか「特殊召喚しなければならない」ってのは珍しいテキストですね。他にこんなカードありましたっけ?

裁定が来ないと何とも言えませんが、これは多分チェーンブロックを作らない残存効果?なんじゃないでしょうか。なので真竜のリリースにしてフィールドを離れても効果は問題なく発動すると思います。

 

 

まとめ

真竜で使おう!

 

はじめは幻獣機で使えるかと思ったんですが、やはりエクストラ縛りは相当きついです。

やっぱりアドバンスサポートとして使うのが一番無難ですね。

 

ではまた!

「デッキ紹介」ー宝石の輝きー【ジェムナイト】

皆さんこんにちは。

 

今回は、以前から作ると言っていた【ジェムナイト】が遂に完成しましたので皆さんに紹介したいと思います。

 

この記事だけで全てわかるように書いてはいますが、一応前回の記事へのリンクも貼っておきます。

 

【ジェムナイト】仮組み - 遊☆戯☆王 頑張るモンスターズ

 

 

 

では早速デッキをご覧下さい。

 

 

【ジェムナイト】


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この写真だけでは読み取れない部分もあるかもしれないので、一応レシピを文字におこしておきます。

 

 

  • モンスター27

ジェムレシス2

ジェムナイトラズリー3

オブシディア2

エメラル1

ラピス3

ルマリン3

補食植物オフリススコーピオ

ダーリングコブラ

ローンファイアブロッサム3

ブロックドラゴン1

粘糸壊獣クモグス

HCサウザンドブレード2

 

  • 魔法12

ジェムナイトフュージョン

ブリリアンフュージョン

愚かな副葬2

苦渋の決断1

大欲な壺1

ブラックホール

死者蘇生1

 

  • 罠1

ブレイクスルースキル1

 

  • エクストラ15

ミセスレディエント2

プロキシードラゴン1

MXセイバーインヴォーカー1

ゴゴゴゴライアス1

ジェムナイトジルコニア

ラピスラズリ

プリズムオーラ1

マスターダイヤ2

ブリリアントダイヤ1

パーズ1

マディラ1

 

 

 

【ジェムナイト】はこんなデッキ!

 

パワーを上げて物理で殴る!

正にそんなデッキです。

 

ジェムナイト最大の強みは《ジェムナイト・フュージョン》による連続融合であり、最大の勝ち筋はそこからのワンキルです。

 


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通常魔法
(1):自分の手札・フィールドから、
「ジェムナイト」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
自分の墓地の「ジェムナイト」モンスター1体を除外して発動できる。
墓地のこのカードを手札に加える。

 

(2)の効果により、墓地コストがある限り無限に回収することができるという破格の融合魔法。

もちろん融合に使用していなくとも回収は可能なため、プリズムオーラなどの手札コストに最適な上、《愚かな副葬》を擬似的なサーチカードとすることができます。

疑いの余地なく【ジェムナイト】のキーカードです。

 

 

ジェムナイトのもうひとつの強みは、ジェムナイトフュージョンによる連続融合を支えるアド回収効果を持った《ジェムナイト・ラズリー》と《ジェムナイト・オブシディア》の存在です。

 

  • 《ジェムナイト・ラズリー》 

効果モンスター
星1/地属性/岩石族/攻 600/守 100
(1):このカードが効果で墓地へ送られた場合、
自分の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

 

  • 《ジェムナイト・オブシディア》 

効果モンスター
星3/地属性/岩石族/攻1500/守1200
(1):このカードが手札から墓地へ送られた場合、
自分の墓地のレベル4以下の通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

 

いくら融合魔法が回収できるといっても、素材が尽きてしまえばそこまで。そんな問題を解消するのがこの2枚です。どちらも融合素材とした時に墓地の通常モンスターを再利用する効果を持っており、融合素材の枯渇を防ぎます。

 

オブシディアは手札からでしか効果を発動できませんが、場に直接展開することができるためエクシーズ素材の用意やブリリアントダイヤのコストの捻出に最適です。

 

一方、ラズリーの強みはなんといってもその発動条件の緩さ。どこから墓地に送られても発動することができるので、デッキから融合する《ブリリアント・フュージョン》との相性が抜群です。

この2枚の組み合わせは出張パーツとしても人気が高く、皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。

 

 

 そんな出張として名高いブリリアンフュージョンですが、彼はジェムナイトデッキでも重要な役割を担っており、ジェムナイトフュージョンに次ぐもうひとつのキーカードとなっています。

 


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永続魔法
ブリリアント・フュージョン」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時に自分のデッキから
「ジェムナイト」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体を、攻撃力・守備力を0にしてエクストラデッキから融合召喚する。
このカードがフィールドから離れた場合にそのモンスターを破壊する。
(2):1ターンに1度、手札の魔法カード1枚を捨てて発動できる。
このカードの効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は相手ターン終了時まで元々の数値分アップする。

 

デッキ融合を行う融合魔法には大抵の場合厳しい発動条件が課せられているものですが、このカードにはそれが一切ありません。

融合したモンスターも、攻守こそ0になるものの効果は無効化されず、各種素材としての誓約も存在しないという強力さ。

恐らくこのデッキで最も単体のカードパワーが高いカードです。

 

 

このカードは、ジェムナイトでは専ら融合素材をサーチするために使用します。

ブリリアンフュージョン単体でも、ブリリアントダイヤを経由してラピスラズリを出すことで2枚のバニラジェムナイトをサーチすることが可能です。

 

方法は至ってシンプル。

まず、サーチしたいバニラジェムナイト2体とラズリー1体でブリリアントダイヤをデッキ融合します。このとき、ラズリーの効果でまず1枚バニラを回収。

次にブリリアントダイヤの効果で自身をリリースし、ラピスラズリ特殊召喚します。そしてラピスラズリの効果でラズリーをデッキから墓地に送り、残る1枚を回収。

これで場のラピスラズリと合わせて3枚のジェムナイトが揃うため、そこからマスターダイヤを出すことも可能になります。

 

これだけでも充分強力な動きなのですが、このカードは補食植物と組み合わせた時にこそ真の力を発揮します。

これの説明は後程、ブロックドラゴンの説明と共に行いたいと思います。

 

 

さて、ここまででこのデッキの大まかな動きは掴めましたでしょうか。

簡単に纏めますと、

 

こんな感じです。

 

 

マスターダイヤとラピスラズリ

ジェムナイトの勝ち筋は連続融合による大量展開、とザックリ説明しましたが、基本的にはこのデッキの切り札である《ジェムナイトマスター・ダイヤ》を着地点に見据えて展開していきます。

 

  • 《ジェムナイトマスター・ダイヤ》 


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融合・効果モンスター
星9/地属性/岩石族/攻2900/守2500
「ジェムナイト」モンスター×3
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃力は、自分の墓地の「ジェム」モンスターの数×100アップする。
(2):1ターンに1度、自分の墓地のレベル7以下の「ジェムナイト」融合モンスター1体を除外して発動できる。
エンドフェイズまで、このカードは除外したモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。

 

素材はジェムナイト3体とかなり重いですが、それに見合った火力源です。

(1)はおまけ程度として、重要なのは(2)のコピー効果。コピー候補の一番は《ジェムナイト・パーズ》です。

 

  • 《ジェムナイト・パーズ》 

融合・効果モンスター
星6/地属性/雷族/攻1800/守1800
「ジェムナイト・ルマリン」+「ジェムナイト」モンスター
このカードは上記カードを融合素材にした融合召喚でのみ
エクストラデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
(2):このカードが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

 

このように、パーズは非常に攻撃的な効果をもっていながら、その攻撃力の低さゆえに活かしきれません。

そこで、攻撃力の高いマスターダイヤでコピーしてやろうという作戦です。

しかしマスターでコピーするには墓地に用意しなければなりません。一度パーズの融合を挟むのは手間ですし、何かいい手はないでしょうか。

と、ここで活躍するのが《ジェムナイトレディ・ラピスラズリ》です。

 


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融合・効果モンスター
星5/地属性/岩石族/攻2400/守1000
「ジェムナイト・ラピス」+「ジェムナイト」モンスター
このカードは上記カードを融合素材にした融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
自分は「ジェムナイトレディ・ラピスラズリ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
デッキ・エクストラデッキから「ジェムナイト」モンスター1体を墓地へ送り、
フィールドの特殊召喚されたモンスターの数×500ダメージを相手に与える。

 

こいつはエクストラデッキのジェムナイトを直に墓地へ送ることができ、結構な大きさのバーンまでおまけについてきます。

 

ということで、まずラピスラズリを出してからマスターを召喚し、落としたパーズをコピーして殴る。

この動きを意識して回しましょう。

 

 次は補食植物について解説します。

 

 

 

補食植物の役割

このデッキには補食植物―オフリススコーピオとダーリングコブラ、そしてローンファイアブロッサムの計8枚が投入されています。

 

こいつらの役割は大きく分けて2つ

です。

 

それぞれ見ていきましょう。

 

 

まずマーカーの確保という点。

ジェムナイトは連続融合からのビートダウンが勝ち筋であると説明しましたが、新マスタールールの施行により、これを行うためにはリンクモンスターが必須となりました。

 

ジェムナイトで使用するリンクモンスターときいて最初に思い付くのは、やはり《ミセス・レディエント》 ではないでしょうか。

ジェムナイト融合モンスターは全て地属性であるため全体強化の恩恵を受けやすく、回収効果もついているためリカバリーもききやすくなります。

 

しかしジェムナイトのみでミセスを召喚するのはなかなか骨が折れます。ここは便利な出張に頼りたいところ。

そこで補食植物セットに白羽の矢が立ったというわけです。

 

補食植物…もといオフリススコーピオは、手札を1枚切るだけでインヴォーカーを経由してミセスになることができ、かなり手軽に扱うことができます。

その上、ダーリングコブラによって融合までサーチできるとなるともうこれは入れない理由がありません。

 

このダーリングでの融合サーチが2つ目の役割ですね。

このデッキはジェムナイトとブリリアント、二種類の融合魔法によって支えられているため、この2枚を握れるかどうかは直接勝敗に関わってきます。

そのため、この内好きな方を持ってこれるというのはこの上なく有り難い効果なわけです。

 

 

このように、補食植物はジェムナイトと非常に相性が良いのです。

そのためローンファイアブロッサムも含めて、可能な限りの投入となっています。

 

 

 

影の立役者《ブロック・ドラゴン》

1枚だけこっそり入っている《ブロック・ドラゴン》ですが、実はこいつ滅茶苦茶強いんです。

 

  • 《ブロックドラゴン》 


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特殊召喚・効果モンスター
星8/地属性/岩石族/攻2500/守3000
このカードは通常召喚できない。
自分の手札・墓地から地属性モンスター3体を除外した場合のみ
手札・墓地から特殊召喚できる。
「ブロックドラゴン」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの岩石族モンスターは戦闘以外では破壊されない。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
レベルの合計が8になるように、
デッキから岩石族モンスターを3体まで選んで手札に加える。

 

召喚コストはやや重たいですが、(3)を見てください。なんと同時に3体の岩石族をサーチできるんです。

そして言わずもがなジェムナイトは岩石族が中心のテーマ。これを使わない手はありません。

 

しかし1枚しか入れておらず、サーチもきかないこのカードをどうやって使いましょうか。

察しの良い方はお気づきでしょうが、このモンスターは岩石族なのでジルコニアの素材にすることができます。なので、ブリリアンフュージョンで落とします。

 

しかしこのカード、何も考えずにブリリアントで落としてもコストが足りないため、補食植物との併用が大前提です。

補食植物を先に展開しておけば、ミセスを出す過程でインヴォーカーとサウザンドブレードの地属性2体が墓地に用意されるので、ブリリアントで一緒に落としたジェムナイトと合わせてちょうど3体のコストが揃います。

 

 

ここで具体的な展開方法をご紹介しましょう。

 

まず、オフリス→ダーリング→インヴォーカー→サウザンドブレード、ついでにブリリアンフュージョンをサーチします。


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ブリリアンフュージョンを発動、ブロックドラゴンと適当なジェムナイトでジルコニアを融合します。今回はルマリンを素材にしています。

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墓地のルマリン、インヴォーカー、サウザンドブレードを除外してブロックドラゴンを蘇生。


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最後にジルコニアとブロックドラゴンでプロキシードラゴンをリンク召喚し、ブロックドラゴンの効果でレベル1,2,3のジェムナイトをサーチします。

レベル3はオブシディアとラピスから、レベル4はエメラルとジェムレシスから選択できますが、ジェムレシスはジェムナイトではないので注意。


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(写真載せたけどプレマがないから見辛い)

 

あとは野となれ山となれ。

ジェムナイトフュージョンを握っていれば余裕でワンキル圏内です。

 

この後の展開の一例を挙げますと、ラズリーとラピスでラピスラズリを融合、ラピスを回収。ラピスラズリでパーズを墓地に送りつつ1500バーン。

ラピスラズリとラピス、エメラルでマスターダイヤを融合。パーズを除外、効果をコピーしてして殴ります。

これで1500バーン+3700×2+1900+1400となります。さらにマスターダイヤはフレイムウィングマン効果のおまけ付き。相手は死ぬ。

 

 

ブロックドラゴンは自身もそこそこの打点をもっているため、ワンキルにも貢献してくれるのが嬉しいところ。

上記の展開に加えてこいつを出せば、マスターダイヤの攻撃力は少し下がりますが3000打点を加えることができます。

とにかくこいつが墓地にいるだけで安定感がまるで違うので、やはり9期カードだなと感じます。

 

 

余談ですが、このコンボを応用した【岩石十二獣】というデッキが一瞬だけ環境に顔を出していましたね。

あちらは確か十二獣で地属性を溜めながらミセスを出し、ブロックドラゴンから《ギガンテス》をサーチすることで、十二獣とブリリアンフュージョンから最終盤面がデコード+ランク4+タイタニックになっていた気がします。

 

 

カード内訳

さて、あらかたデッキの軸を説明したところで、各種枚数などの解説を致します。

 

まずジェムナイトですが、バニラはルマリンとラピスの2種を3積みとしました。2種に絞った理由は主に《苦渋の決断》の存在からです。

こいつらを選んだ理由は、融合先が優秀であることに他なりません。ルマリンはプリズムオーラに、ラピスはラピスラズリになることができます。

プリズムオーラはジェムナイトでは貴重な除去効果持ちであり、前述の通りジェムナイトフュージョンとも相性が良いので是非出せるようにしておきたいモンスターです。

ラピスラズリにはマスターダイヤのコピー先の確保という重要な役割があり、他にもレベル3であることやラズリーを落としての回収など、多岐に渡る活躍をしてくれます。

 

バニラ以外のジェムナイトはラズリーが3、オブシディアが2、エメラルが1、そしてジェムレシス2となっています。

ジェムレシスは万能サーチ持ちですが、自身がジェムナイトでないのが非常に悔やまれます。補食植物と召喚権を競うことも加味して2枚に抑えました。

エメラルはブロックドラゴンからサーチできるレベル4岩石族ジェムナイトとしての役割しかなく、極力引きたくないため最低限の1枚。

 

ラズリーは文句なしに3枚ですが、オブシディアは1枚減らしました。理由は2つあり、ひとつはレベル3であること。もうひとつはエクストラの関係上です。

ブロックドラゴンでサーチを行う際、ラズリーは唯一のレベル1なので必ずサーチしますが、オブシディアはラピスと競合してしまいます。

そして、エクシーズモンスターの採用が少ないため、オブシディアの強みである場への展開による恩恵が少ないという悩みもあったのでこの枚数としました。

 

 

補食植物は出張セットである以上最適化されているので、枚数は弄りようがありません。

 

ブロックドラゴンはブリリアントで落とせれば良く、最悪引いてしまっても大丈夫なのでピン。

 

サウザンドブレードはインヴォーカー用でしかありませんが、インヴォーカーはデッキからしか呼び出せないので素引きを恐れて2枚。

 

 

融合魔法2種はどちらも極力初手で引きたいのでどちらもガン積み安定だと思います。

 

 

次にエクストラですが、複数使いそうなカードは2枚、それ以外はピンです(適当)

マスターダイヤはキルしきれなかった際に止め用としてもう一度だす場面があったので2枚です。

 

ゴライアスは面白そうだったので入れました。

正直使うことは殆どないですが、ライトニングを入れるには枠が足りないので妥協。

 

 

 

その他の採用カード

取り巻きのカードを見ていきます。

 

まず壊獣枠としてクモグスを2枚。ブロックドラゴンのコストになる地属性だったのでこいつにしました。

 

愚かな副葬ですが、ジェムナイトフュージョンの水増しのために採用しました。

しかし墓地がないとジェムナイトフュージョンは回収できないため、事故を懸念して2枚に。

そしてダブった時用にブレスルを1枚。

また、この墓地コストの捻出用に苦渋の決断も1枚いれています。

 

ジェムナイトフュージョンやブロックドラゴンなど、除外を多用するデッキなので大欲な壺をリソース回復用に入れてあります。

しかし基本ワンキルデッキであることと序盤の事故を考えて控えめに1枚のみとしました。(実際に使うまで2枚ドローだと思っていたのは内緒)

 

あとはブラホと蘇生。

新制限判明前に組んだのでブラホは1枚しか入っていません。しかしどのみち二枚目を入れる枠もない。

 

 

まとめ

 

この手札が揃っていて妨害がなければほぼ間違いなくワンキルできます。

展開力は大幅にダウンしますが、妨害を受けるとしたらまずオフリスなのでこいつを囮にして展開していくことも可能です。

 

また、幸いなことにジェムナイトフュージョンがサルベージ可能なため神宣などを踏んでも致命傷になりづらいというのもあり、伏せ除去が少ないわりには妨害に強いというのが使ってても不思議なデッキです。

クリスタルなんかには弱いですがクモグスがいますし、ジルコニアはバニラ故に通告を踏まないなど、障壁以外なら意外となんとかなります。

 

 

いかがでしたでしょうか【ジェムナイト】!

今回の制限改訂でブリリアンフュージョンが引っ掛かるんじゃないかと内心ヒヤヒヤしてましたが、とりあえず一安心です。

 

古いテーマなわりには実際使ってみると結構強いんですよね。

もちろん補食とかブリリアントが強いってのもありますけど、カテゴリーとしての基盤がしっかりしてるからこういう強化がピッタリハマってるんだと思います。

 

ブリリアンフュージョン以外はかなり安価で組むことができると思いますので、気になった方は使ってみてはいかがでしょうか。

 

長くなりましたがこの辺で失礼します。

見てくださってありがとうございました!

ではまた!

 

 

 

 

 

~おまけ~

自分の持っているデッキいくつかと何回か勝負してみたよ

 

vsアマリリスカウンター

大体自爆特効からのカウンターで負けか、その前にワンキル

 

vsシャドール

結構良い勝負

シェキナーガ+罠を構えられると辛い

 

vs魔術師

後攻ゲー。

ほぼどっちもワンキル

たまに時空で死ぬ

 

vsエーリアン

惑星汚染ウィルスを引かれるとほぼ負け

それ以外は結構勝てる

 

 

エーリアンはまたその内紹介します!

アカシックマジシャンの登場でトーチゴーレムが熱い!

皆さんこんにちは。

 

ネタが少し古い気もしますが、今回は《アカシック・マジシャン》について考察していきたいと思います。

 

 

  • 《アカシック・マジシャン》 


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リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/魔法使い族/攻1700
【リンクマーカー:上/下】
トークン以外の同じ種族のモンスター2体
自分は「アカシック・マジシャン」を1ターンに1度しかリンク召喚できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動する。
このカードのリンク先のモンスターを全て持ち主の手札に戻す。
(2):1ターンに1度、カード名を1つ宣言して発動できる。
このカードの相互リンク先のモンスターのリンクマーカーの合計分だけ自分のデッキの上からカードをめくり、
その中に宣言したカードがあった場合、そのカードを手札に加える。
それ以外のめくったカードは全て墓地へ送る。

 

アカシックマジシャンはサーキットブレイクで登場するリンクモンスターです。

 

なかなか可愛い女の子ですねー。

イラスト真ん中の赤毛の子がアカシックマジシャンですが、何とも言い難い格好をしています。

 

髪型は三つ編みツインテール?にデコ出し。

服装を見てみると、正装でもないのにジャポがついてますね…

 

「ジャポ」ってのは、物理技を受けたとき発動する木の実で、攻撃した相手に最大HPの1/8のダメージを…

 

って、それは「ジャポのみ」やないかーい!

 

はい。ジャポってのは中世ヨーロッパで貴族などがつけていた胸飾りのことです。まあ今で言うネクタイみたいなものですね。

今ではすっかりネクタイにとって代わられていますが、現代でも社交界や弁護士なんかではたまに使われているらしいです。有名どころだと、「逆転裁判」というゲームの御剣怜侍ってキャラクターが着用していることで知られています。

 

向かって左側にいる小さい女の子に注目してみると、この子はポケモンXYのエリートトレーナーに似てますね。こちらもなんとも可愛らしい。

 

あー!もう見た目の話はいい!

脱線し過ぎました。効果を見ていきましょう。

 

素材は「トークン以外の種族が同じモンスター」。聖杯なんたら神楽とは反対の指定です。

殆どのテーマデッキならば簡単に揃えることができる素材なので、リンクモンスターの中でも出しやすい部類でしょう。

 

リンク2ということで、リンクマーカーは上下を向いています。どこに置いてもエクストラモンスターを出せるエリアが広がらないので、一般的にはかなり使いづらいマーカーといえるでしょう。

しかし、自身の効果故にこのマーカーは非常に優秀なものなのです。

 

(1)の効果にご注目ください。

このモンスターの正面と後ろにいるモンスターをバウンスする効果ですが、こんなものは相手のプレイング次第で簡単に回避されてしまいます。

 

ならばどうするか。当然、自分でバウンスするモンスターを送りつけます。

では何を送りつけましょうか。壊獣?鉄板ですね。

他にも、ギブ&テイクやリバースリユースで蘇生したモンスターをバウンスすれば擬似サルベージになります。

 

これらはどれも有効な戦術ですが、送りつけ戦術の中でもアカシックマジシャンと相性がずば抜けて良いのは《トーチ・ゴーレム》です。

 

  • トーチ・ゴーレム》 


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効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守 300
このカードは通常召喚できない。
このカードを手札から出す場合、自分フィールド上に「トートークン」
(悪魔族・闇・星1・攻/守0)を2体攻撃表示で特殊召喚し、
相手フィールド上にこのカードを特殊召喚しなければならない。
このカードを特殊召喚する場合、このターン通常召喚はできない。

 

手札から何の下準備もなく相手の場に特殊召喚でき、その際自分フィールドにトークンを2体産み出します。

 

このトークンが非常に重要で、そのままでは素材にすることができませんが、2体のトークンを2体のリンクスパイダーにすることでアカシックマジシャンをリンク召喚することが可能です。

 

ちなみにこれは大前提としての知識ですが、自分が相手フィールドにモンスターを特殊召喚する場合、フィールドのどこに召喚するかは自分が選択できます。

このため、トーチゴーレムをエクストラモンスターゾーンの正面に特殊召喚することで、トークンからアカシックマジシャンを出し、そのままトーチゴーレムを回収することが可能なんですね。

 

さて、回収してどうしましょうか。このままでは召喚権を潰してアカシックマジシャンを立てただけになってしまいます。

そこで、今度はトーチゴーレムのテキストをもう一度確認してみて下さい。なんとこのカード、ターン1制限がついていません。

ということは…?

 

再度トーチゴーレムを展開、トークン2体を生成することで、一気にリンク4までのリンク召喚が可能となります。

 

現在存在するリンク4のモンスターはFWD、ヴァレルロードドラゴン、トポロジックボマードラゴンの3体。しかしヴァレルロードドラゴンは素材指定が「効果モンスター3体以上」なのでどう頑張っても出せなかった…んですが、《リンクリボー》の登場でそれも可能になりました。

 

一度目に出したトークンの1体をリンクリボーにし、二度目に出したトークンの1体をリリースしてリンクリボーを蘇生することで場が「アカシック+スパイダー+リンクリボー」になり、ヴァレルロードが出せます。

 

初動1枚のみでリンク4が出せるというのはかなり魅力的なのではないでしょうか。

 

もちろん、リンク4モンスターに拘る必要はなく、トークン2体でプロキシーを出してエクストラからの展開エリアを広げたりすることもできます。

 

残念ながら、現在トートークン2体から出せて上向きのマーカーを持ったリンク2は存在しませんので、アカシックマジシャンの(2)の効果にアクセスするには他のカードの手助けが必要になります。

 

 

アカシックマジシャン(2)の効果は、相互リンクしているモンスターのリンク数までデッキトップを確認し、宣言したカードを手札に加えるというもの。マアトやデーモンの宣告と似た効果ですね。

 

さてこの効果、何も考えずに使えばただの運試し兼墓地肥やしですが、こんな面白効果を何かに利用しないなんてもったいない。

 

ベタなところですと、「森羅」とのコンボが考えられます。

森羅は、デッキの上からめくられて墓地に送られた時に効果を発動するという、かなり珍しい共通効果を持ったカテゴリーです。こいつをアカシックマジシャンで発動してやろうって寸法ですね。

そんな森羅の中でも特に強力な効果を持っているのがスプラウトなので、是非そこを狙いたいところ。

 


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効果モンスター
星1/光属性/植物族/攻 100/守 100
このカードが特殊召喚に成功した時、
自分のデッキの上からカードを2枚までめくる事ができる。
めくったカードの中に植物族モンスターがあった場合、
それらのモンスターを全て墓地へ送る。
残りのカードは好きな順番でデッキの一番下に戻す。
また、デッキのこのカードがカードの効果によってめくられて墓地へ送られた場合、
デッキから植物族・レベル1モンスター1体を特殊召喚できる。
「森羅の神芽 スプラウト」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

効果は植物族限定のワンフォーワンですね。スポーアやバルブをリクルートすることでさらなるソリティアに繋げましょう。

 

デッキトップを操作する方法ですが、森羅には《森羅の施し》という便利カードがあるのでこれを利用できます。

他には、バオバブーンなんかも同じ植物族ですし使いやすいかと思います。

 

しかし、この2つはどちらも手札をデッキトップに送る効果なので、スプラウトを引いていなければなりません。

でも安心して下さい。スプラウトはレベル1。

そしてトートークンもおあつらえ向きにレベル1なので、ワンチャン!?でサーチが可能となっています。

 

完璧だよォ、この作戦はァーーーっ!

 

 

 

まとめ

  • トーチゴーレム1枚からリンク4が出せる!強いぞ!
  • デッキトップを弄れば墓地肥やしやドローができる!楽しいぞ!

 

 

おまけ

トポロジックを立てやすい、墓地を肥やせる、トーチゴーレムはレベル8、植物族とコンボ。

これらの要素を見て何か思い当たることはありませんか?

 

……【アマリリスカウンター】とめっちゃ相性良いんじゃね!?

 

早速試してみよう!

あれ?トーチゴーレム持ってなかったか。買おう!

 
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デデーン

 

えっ?高っ!

じゃあパックを買って……

ヨ  ハ  ン  編

▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂うわあああああああああ

 

 

再録して下さい。

 

ではまた!